マナー問題 2020 11 28

 最近、電車の優先席に若者が座っていて、
高齢者が座れなかったという苦情を聞きます。
若者どころか、高校生が座っていたという話もあります。
 これには、若者の誤解があるようです。
その誤解とは、「優先席とは、あいていたら、
誰でも座れることができる。
高齢者が来たら、席をあける」というものです。
 これは、間違いであり、
優先席とは、常にあけておいて、
高齢者、身体障害者、妊婦がすぐに座れるようにしておくものです。
 2018年2月15日の東洋経済オンラインには、このような記事がありました。
「優先席の劣悪マナーは看過できないレベルだ」
「若者も中高年も外国人も席を譲らない」
 確かに、日本の電車の中は、
とても先進国とは思えず、発展途上国並みだと思います。
 記事には、「欧米の鉄道先進国では、交通弱者の利用には、しっかりとルールがあり、
一部の列車ではコンパートメントで守られていることすらある」とあります。
 日本は、経済力や科学技術は、欧米を抜いたかもしれませんが、
マナーについては、発展途上国レベルかもしれません。
 いや、発展途上国も、
「我々だって、交通弱者には配慮している」と反論するかもしれません。
 こうしたマナーの問題は、学校教育にあるかもしれません。
私の記憶が確かならば、学校は、ひたすら受験競争の中にあって、
道徳やマナーの授業はなかったと思います。
 「それでは、野蛮人ではないか」と欧米人は驚くでしょうが、
私の記憶では、学校では「ひたすら偏差値を上げる」という競争だけで終わったと思います。
 そんな私に転機がやってきたのは、ある言葉でした。
群馬県高崎市の公園の近くに、内村鑑三の記念碑があったのです。
I for Japan;
Japan for the World;
The World for Christ;
And All for God.
(私は、日本のために、
日本は、世界のために、
世界は、キリストのために、
そして、すべては、神のために)



















































































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